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宮内官僚森鴎外 「昭和」改元影の立役者

角川新書 K−473
野口武則/〔著〕
著作者
野口武則/〔著〕
メーカー名/出版社名
KADOKAWA
出版年月
2025年1月
ISBNコード
978-4-04-082509-0
(4-04-082509-8)
頁数・縦
362P 18cm
分類
新書・選書/教養 /角川新書
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価格¥1,100

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出版社からのコメント

〈「昭和」は完璧な元号だった〉「大正」は過去にベトナムで使用済みの「不調べ」の元号だった。明治天皇后には誤った追号が送られてしまっていた……。歴史の重みを失った近代日本の綻びを正すため、鴎外が最後に挑んだのは元号制度の整備だった。それまで使われたことがなく、由緒正しい漢字を重ねた完璧な元号「昭和」は如何にして生まれたのか? 「令和」改元の深層に迫った政治記者が、膨大な公文書の中に隠された晩年の暗闘に初めて光を当てる!◎軍医トップに登り詰めたキャリア官僚として「早出晩退」で事務処理能力を発揮◎本業に差し障る文筆活動が黙認された背景に元老・山県有朋の後ろ盾があった◎牧野伸顕宮内大臣の大規模リストラと対決〈不可解な「遺書のナゾ」「宮内省陸軍の栄典は絶対に取りやめを請ふ」 ⇒軍医総監に上り詰めたのになぜ?「余は石見人森林太郎として死せんと欲す」 ⇒故郷・津和野に愛着は無かったはずなのになぜ?〈目次〉はじめに第一章 『普請中』の近代日本 一、混迷の「大正」改元 二、昭憲皇太后はなぜ誤りなのか 三、宮内省VS 内務省 四、『帝諡考』から『元号考』へ 五、漢学官僚の系譜第二章 宮内官僚 森鴎外 一、山県有朋の人脈 二、四つの歴史編纂事業 三、官制改革の影 四、大衆化する皇室 五、未完の歴史叙述第三章 官憲威力の容喙 一、着手しなかった事業 二、伊東巳代治総裁との確執 三、山県支配の崩壊 四、近代国家の「虚」を見つめる 五、遺言の謎終 章 遺された思い 一、鴎外なき「昭和」改元 二、「石見人として死せんと欲す」あとがき主要参考文献一覧

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